マヌカハニーとは？
マヌカハニーとは、ニュージーランドに自生するマヌカの木の花から採れるハチミツのことです。
マヌカの花が咲く季節は春から初夏にかけてです。この季節になるとマヌカの花が一斉に咲き、木がピンク色に染まります。マヌカの花はとても小さく、直径がわずか1cmほどです。小さな花なのでマヌカの花が満開になると雪をかぶったかのようにも見えます。
マヌカの木はニュージーランドの先住民が「復活の木」と呼んでおり、マヌカの葉で外傷の手当てをしたり解熱に用いたりしていました。また、マヌカのオイルを水に垂らして菌への感染を防いでいたともいわれています。
このようなマヌカの木から採れるマヌカハニーですが、マヌカハニーと一般的なハチミツには大きな違いがあります。
その違いとは抗菌力です。
マヌカハニーの特徴は高い抗菌性を持っていることが特徴です。
1800年代初頭にヨーロッパからの移民がニュージーランドにミツバチを導入したことがニュージーランドでのハチミツの生産の始まりといわれています。そのころはマヌカハニーは安く売られており、酪農家に安く販売をしていました。
酪農家は牛の飼料に混ぜてマヌカハニーを与えますが、与えた牛は他の牛がかかる病気にかかりにくいことがわかりました。
その後、さまざまな研究が行われてマヌカハニーの抗菌効果が立証されています。
一般的なハチミツにも抗菌効果が期待できるのですが、抗菌活性を示す過酸化水素はミツバチの体温による熱、光、酵素の影響によって消失してしまい、一般的なハチミツではマヌカハニーほどの抗菌効果は期待できません。
マヌカハニーの力
抗菌力
マヌカハニーは健康食品として注目されていますが、注目される理由は高い抗菌力を持っていることです。
マヌカハニーが抗菌活性力を示すのは、メチルグリオキザール（MGO）という物質によるものです。MGOが1kgあたり100mg以上含まれていないとマヌカハニーの力は期待できないといわれています。
マヌカハニーといってもすべての製品で同じだけのMGOを含んでいるわけではないので、ひとつひとつの製品を検査して、製品にはMGOの値が記載されます。
MGOの値が大きいほどMGO含有量が多く抗菌力が期待できます。
推奨使用例として、MGO100は日常のちょっとした不調、MGO250は消化不良や逆流性食道炎などの体調不良、MGO400は胃潰瘍や過敏性腸症候群、MGO550は最高レベルの抗菌力とされています。
ピロリ菌への効果
50代以上の日本人の80％がピロリ菌に感染しているといわれています。ピロリ菌に感染をしていると、胃炎、胃がん、胃潰瘍などのリスクが高まります。
マヌカハニーはピロリ菌への効果があり、5％濃度のマヌカハニーでピロリ菌を殺菌すると研究報告されており、2.5％濃度でも局部的な殺菌を示します。
一般的なハチミツでピロリ菌を殺菌するには40％濃度が必要なので、マヌカハニーがいかに殺菌力が高いかということを表しているといえるでしょう。
虫歯予防
甘いものは虫歯になりそうですが、マヌカハニーは虫歯の原因になりにくいとされています。
虫歯の原因になる砂糖の主成分はスクロースですが、マヌカハニーの成分はフルクトースとグルコースです。砂糖の構成成分とは違いため、マヌカハニーは虫歯の原因になりにくいとされています。
それどころか、マヌカハニーは口腔内のケアに有効ともされています。高い殺菌力を示すマヌカハニーは、虫歯の原因菌であるミュータンス菌などを抑制し、歯垢や歯肉炎を減少させます。
糖尿病の予防
甘いものの摂りすぎは糖尿病の原因だといわれていますが、マヌカハニーは糖尿病の予防に効果があるのではないかといわれています。
創傷
傷口は乾かさない治療法が一般に広まってきました。ハチミツには保湿作用があり、傷口に塗ってその上から絆創膏を貼っておくと傷口が乾くことを防げます。
マヌカハニーには抗菌作用があるので、菌の繁殖を抑えてくれることが期待できます。
ニュージーランドではマヌカハニーを配合した医療品が医療現場で使用されているそうです。
マヌカハニーは美容によい？
肌代謝をサポート
ハチミツを配合した化粧品が販売されていますが、マヌカハニーにも美肌をサポートする働きが期待できます。
美容のためには肌代謝を整えることが大切で、常に新しい細胞ができることでキメの整った美しい肌が保たれます。ところが肌代謝が落ちてしまえば、古い角質が肌に蓄積をして、くすんだ状態になったり、毛穴が目立ったり、ニキビができやすくなってしまいます。
肌代謝を整えるために必要な栄養素がビタミンとミネラルです。マヌカハニーにはビタミンやミネラルが含まれています。
スポンサーサイト：
保湿
マヌカハニーには保湿作用があり、乾燥肌の予防が期待できます。
ハチミツに含まれる糖分に保水性があり、肌の潤いを守ってくれるのです。カサカサした唇にマヌカハニーを塗ってその上からラップをかけておくと、唇がしっとりした状態に近づきます。
洗顔料に混ぜて顔を洗えば、洗顔後の肌のツッパリの予防になります。普段使っている洗顔料にティースプーン1杯ほどのマヌカハニーを加えてから泡立てて、普段通りに洗顔をします。
洗顔後には普段通りのスキンケアを行います。
スポンサーサイト：スーパーフルーツ 酵素 ミラクルフルーツ 美容,糖尿病 疫力 植物ステロール
腸からきれいに
腸の状態は肌に表れるといわれています。便秘がちになると肌荒れを起こす方もいるのではないでしょうか。
マヌカハニーは整腸作用が期待でき、腸がきれいになることで肌もきれいに近づくことが期待できます。マヌカハニーにはグルコン酸という成分が含まれていますが、この成分が腸内の善玉菌を増やします。
抗酸化作用
肌老化を進行させる原因の一つが活性酸素です。
活性酸素は不安定な物質で、肌細胞にダメージを与えて老化を進行させます。活性酸素は呼吸をして酸素を取り込んだときに発生するだけでなく、ストレス、紫外線、大気汚染、食品添加物などによって発生が増えます。生きていれば活性酸素の発生は防げないのです。
マヌカハニーには、抗酸化成分のシリング酸メチルが含まれています。抗酸化成分は活性酸素のダメージから体を守ってくれて、それによってアンチエイジングが期待できます。
マヌカハニーの味わいは？
ハチミツは甘くておいしいイメージがありますが、マヌカハニーを食べた方の中には「おいしくない」「苦い」という声があります。あまりおいしい味わいとはいえないようです。
マヌカハニーは一般的なハチミツと違ってGMOを多く含有していますが、GMOが苦味のもとになります。つまり、GMOが多いマヌカハニーほど苦味が強いということです。
マヌカハニーの力を期待するためには、毎日摂取し続けなければなりません。マヌカハニーの推奨摂取方法は、小さじ2~3杯を1日3~4回なめる方法です。
口に含んだらゆっくりとなめるようにし、洗い流されないように数分間は水分を摂らないようにします。しかし、味が気になる方はこの方法での摂取は難しいことでしょう。
では、どうすればおいしく食べることができるのでしょうか。
苦味が気になるときには、甘いものに混ぜることがおすすめです。スムージーに入れてしまうと、果物の甘さでマヌカハニーの苦さが気になりにくくなります。
グラノーラを毎日のように食べるなら、グラノーラに混ぜてしまうと食べやすくなります。グラノーラの甘さがマヌカハニーの苦味を和らげてくれます。
スポンサーサイト： コレステロール低下 サンスター トクホ 高血圧
スポンサーサイト：スーパーフルーツ 酵素 ミラクルフルーツ 美容,糖尿病 疫力 植物ステロール
スポンサーサイト：