【印刷物を活用しよう!】お店PRにおける日本と海外文化の違い

なんのお店か分からない?対照的な2店舗の違い

ご近所にお菓子屋さんが出来る、そんな話を聞いてから半年くらいでしょうか。

近くに”おそらく”「洋菓子屋」がオープンしました。おそらくと付けたのは、実際のところがどんな店かまだわからないからです。

というのも、オープン前のまだ建物も建築中、通りかかって見かけた店構えは、どうみても普通の一軒家。最近はそんな隠れ家的な店舗もよくある話なので、オープンしたらどんな装飾や内装なのだろうと楽しみにしていました。

すると、オープンしても、どうみても普通の一軒家、そのままなのです。違うことと言えば、申しわけ程度に小さく立っている、動物が描かれた看板にお菓子屋さんの文字くらいです。そして店内が見えるような大きな窓やガラス扉も無く、いたって普通の玄関ドアと小さな窓・・・とてもぜひ入りたいという気分にはなりませんでした。

数日後、A4サイズのチラシが自宅のポストに入っていましたが、あの小さな看板と同じようなデザインに、文字の羅列のみで、全くどんな店だか想像がつきませんし、行く気にもなれません。

そんな時、娘の通う英語教室ではアメリカ人のオーナーらしく、イースターイベントのオーナメントやPOPが玄関や受付カウンター、待合スペースなどを可愛らしく飾られており、玄関扉を開ける前から大きな窓から覗くその装飾にワクワクした顔をしながら入っていく子供たちの姿がありました。

「今度クラスでイースターパーティーをしながら学習しようと思うの」

そう言いながら渡されたチラシは、いかにも楽しそうな可愛らしいデザイン、どんなことをするのか写真でわかりやすく印刷されています。

そこへ挨拶をしながら入ってきたのは、玄関マットを交換に来た業者さん。かなりたくさんの子供たちが忙しく通うこの教室ですが、いつも明るく清潔感があるのは、この教室のロゴが入った大きく可愛らしいオリジナル玄関マットが綺麗に保たれているからなのもあるなとつくづく感じました。

玄関先でなるほどと感心している私の横で靴を脱ぎながら、見慣れた 印刷 された 玄関マットに書かれたアルファベットをマイペースに読む、小さな生徒さんの姿が印象的でした。

どちらの印象も、私の個人的な感想に過ぎません。

同じ店を見てどう感じるかは、人によって違うかもしれません。

ですが、確実に言えることは、前者のお菓子屋さんは客を一人逃がしてしまったのは間違いないことなのです。

受け取り手の気持ちを汲み取った効果を

こうして比較して私が分かったのは、日本人の傾向として隠れ家的店舗が流行であることに代表されるとおり、目立って主張することを苦手とし、かたや海外の方は楽しむことや表現することが自然である、と感じました。

私個人としては、後者の方が親しみやすいと感じましたが、流行であるということは、前者の方が合っている顧客もいるという事なのでしょう。

ですが、なんでもかんでもそれでは片付けられるものではない気がします。

店のコンセプトはどんなものであれ、しっかりとしたPRがなければ、入る客も入らないのでは・・・私はそう思います。

コンセプトを守りつつしっかりとPRをする・・・手っ取り早く出来ることは、チラシやPOPなどの販促物や、ご紹介した英語教室のような玄関マットなど店舗を象徴するようなものの充実から始めるのもいいのではと思います。

でも、ただ始めれば良いというのではなく、効果的なものである必要がありますね。
先に紹介したお菓子屋さんのチラシのように、商品と関連性のないイラストと文字の羅列では、まず見た人は手に取りたい、詳しく知りたいとは思いません。少なくとも私はそうでした。

なぜなら、全くの興味ゼロのところから人を惹きつけようとするならば、あまりにハードルが高い・・・むしろ、何か他の事でも考えている時などであれば、興味のないものを受け付けることがマイナスと判断するからです。疲れて帰宅した時、急いで出かけようという時、読み取る力の必須なチラシを見たいと思うでしょうか。

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百聞は一見に如かず!

では、どうしたら良いか。

ズバリ、商品や店舗写真を載せるのが一番のインパクトだと私は思います。

どんなに店主のこだわりを丁寧に文字で説明されるよりも、実際のものを自分の目で見る方が、はるかに確実な情報になります。そして、自分好みであるか、自分の目と印象で判断することができ、そして視覚から入ったものは情報量も多いわりには余計に物事を考える必要なく、すんなり頭の中に残りやすい・・・

これは、小さな子どもが何度説明されても覚えられない時に、かわいらしいイラスト付きで先生が注意書きを貼り紙をするような効果と同じことが言えるのです。

お菓子屋さんのその後

しばらくしてそのお菓子屋さんの前を通りかかると、看板の位置が少し目立つ位置に変わり、その数もふたつに増えていました。

ですが、残念ながら私のまわりでは、その店に立ち寄ったという話も聞かないですし、むしろみな入ることすらためらうようです・・・

印刷物の効果的な使い方を、お節介ながら教えに行きたい、そんなことを考えながら通り過ぎることしか出来ません。

今は個人でも気軽にオリジナルを作れる時代、自宅の一部を使ってお教室やお店を開いたり、フリーマーケットに出店したり、そんな時には身近な印刷サービスを皆さんはぜひ活用してください!

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